今年は今後にメインにしたいある種を調べようと思っている.長期的にじっくりと調査,研究が可能かどうをはっきりさせたい.
そのため,年が明けてから夕方から夜にかけて,ひっそりとフィールドワークに出ている.といっても,歩き回ったりしているわけではないので,非常に寒い,暗い中で耐えている.
そんな環境な中なので,ヘッドライトで明かりともして読んでいる.専門的な本を一般向けに書かれている本が読みやすくておもしろいし,復習にもなる.
忘れていた論文も読んでいる.
秋に出ていて,自分の対象の近縁種の論文だったので,読まなければいけなかったのだけど,埋もれていて忘れていた.2本も忘れていた.
どうもあの種を扱った人たちの論文は,論文自体が長くてしょうがない.読んでいて思うのだけど,長くなるのは,まず文章が簡潔でない.だから,長くなるだけでなく,わかりにくい.
長い,わかりにくい,同じことを繰り返すことで,方法もわかりにくかった.そうすると,その後の結果も考察も読んでいて,何度も方法や結果に戻りながら読むことになった.
イントロダクションから細かく言ったらきりがないと思ったし,もっと言えば,よく通ったなぁって思った.片方の論文の考察で,明らかに変な訳をあてた用語や引用がいくつもあったし.
やっぱり,短くてすっきりした論文のほうが,読んだあとに納得感がでる.生データではおもしろいものもあったし,ちょっともったいないような気がした.